山村のクロツバメシジミ

2010年10月23日

先週に続いて、またまたクロツバメシジミに会いに行きました。
ポイントではツメレンゲの生える石垣の周りで綺麗に草が刈られていました。

石垣の草も抜かれていましたが、ツメレンゲは綺麗に残していただいているようです。

クロツは先週より、数が多くなっていました。
ボロから新鮮な個体まで、まちまちで、ここ数日で羽化した個体も多いようです。

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しばらくすると、ツメレンゲの花穂で吸蜜する個体を見つけました。
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ツメレンゲでの吸蜜シーンは、これっきりとなりました。
周囲にはたくさん吸蜜元があるので、ツメレンゲは吸蜜元としては人気は無いようです。

11時頃になると、あちこちで産卵がはじまりました。
まずは葉への産卵。
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次は花穂の蕾への産卵。
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ほとんどのクロツがツメレンゲが生える石垣周辺で見かけるのに対して、数頭の個体は何故か吸蜜元も無く、ツメレンゲが全く生えていない石垣に固執しているのに気付きました。

不思議に思いよく見てみると、マンネングサ(オノマンネングサ?)が生えています。
その内、1頭のクロツがマンネングサにとまりました。

しばらく待っていると、ゴソゴソとマンネングサの根元にもぐりこんでいきました。
産卵です。
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ツメレンゲ以外への産卵は初めて見たので少し興奮しました。

周囲にたくさんのツメレンゲがある環境で、あえてマンネングサに産卵する個体もいるんですね。
by Lycaenidae | 2010-10-24 11:55 | Comments(0)

春から秋にかけては蝶を、冬は鳥を中心に撮影します。


by lycaenidae
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